幸せ連鎖

いつもの豆次郎です。こんばんわ。

料理長にとって『美味しいもの=お客様に食べさせたいもの』
たとえば昨日はこんな感じでした。実はこれ予定外の料理です。

魚問屋のおじさん:『親方ぁ~。これいいモノなんだけど、どっこも買ってくんないんですよっ!』
料理長:『そんなのぉ、はやくもってきてよ!!! 刺身のボタン海老むいちゃったじゃん!… いくら?… いいよ。買うっ!』

活きた車海老です。ぎっしりとオガクズが詰められたダンボールをそっと開け、表面を払うと…ビチッビチッ!っと、光に激しく反応して車海老暴れる!暴れる!

料理長:『おーいっ!焼き串もってこいっ!!! …豆さん、ひとつ喰うすか?』
豆:『まじっ!喰う喰う!』

それはもうブリブリですごく甘い車海老。やっぱり活モノは美味しいです。こん時、夕食までもう数十分。

料理長:『こんな旨いもん。出さなきゃダメだなっ!』

車海老

左上>バンバン串刺しの巻
右上>それでも車海老は諦めません。必死にもがきます。
左下>料理酒をぶっかけ、塩を振っています。あまりの早さに料理長の右手が見えません。
右下>強火に近づけいっきに焼きます。一部はまだあきらめていません。真っ赤になって、もがきます。

刺身の一品として出したかったらしいけど、ボタン海老は仕上げてしまったし。それでも、美味しいもの=食べさせたいもの。なんとか間に合わせ、【口取り】の一品としてお食事会場に運ばれて行きました。

『こんなに殺生して。おりゃ、まともに死なれねぇな。』なんて言ってたけど、喜ぶお客様のお顔を、神さま仏さまは見ててくれたはずです。
もし、料理長が地獄ならそれは違う理由でしょっ、料理長!
その理由はさておき、彼は仕事の真髄を見据えているからこそ、お客様にしてあげたいことを具現化できるのです。忙しいの、めんどくさいの、疲れたの、は三の次、四の次です。

『美味しいもの=お客様に食べさせたいもの』が彼のルーツになって、そんな彼をよく知る問屋さんが安くていい車海老を卸す。
おいしい料理を食べたいと願ってパレス松洲に泊まったお客様が、気持ちを込めた料理を美味しく食べてくれる。
パレス松洲での幸せ連鎖!!!

小生も、職務上たくさんの業者さんたちと関わらせていただいてます。
お客様やスタッフともそうですが、パレス松洲を支えてくれる業者さんとは常に『Win&Win』の関係を築いていきたいと考えています。パレス松洲だけ考えていたのでは、地域に根ざす組織になり得ません。

スタッフや、業者さんとの間で『信頼の共有』があって、その上には『目標の共有』が成り立ち、問題を解決し、いい結果がもたらされればお客様が心地よい時間を過ごせる。お客様を向いたみんなの想いが、横串に通されパレス松洲も業者さんもいい仕事ができる。車海老ひとつでも、みんなが喜べるパレス松洲は幸せな職場です…。


豆次郎の右腕募集中です。
なんなら、影武者のほうがいいんだけど…、遊ぶのオレ、仕事はオマエみたいな。

オレこそ地獄か?

こども:豆次郎

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