古浦(ふるうら)漁港前

こちらの掲載内容は、2014年初夏の時点のものとなります。

古浦(ふるうら)漁港前

この古浦漁港には、牡蠣処理場とともに直売所もありました。
牡蠣は生育する海域の潮流など、さまざまな要素によってその風味が異なります。同じ湾内でも養殖棚の場所により形も風味も違うのです。
ここ古浦もたくさんのファンから支持を受ける漁業地区です。
風光明媚な漁港前をのんびり走っていた仙石(せんせき)線は、津波によって線路がはがされました。

防波堤など全く不要だったほどに穏やかな入り江には、高さ2mを超える防波堤が築かれました。その脇では線路敷設工事が行われています。

平成28年3月追記

いまは、古浦かき組合の直売所も営業しています。地元のひとたち向けの直売所ですが、足を運んでみるのも旅の思い出になるかもしれません。

かつて疫病の流行でフランスのかき産業が大きな打撃を受けた時に、その立ち直りのために1966年、松島から稚貝が届けられました。震災による松島のかき養殖業の壊滅的な被害を救うべく、今度はフランスから、「フランスお返しプロジェクト」として支援の手が差し伸べられました。観光に訪れる多くのひとが楽しみのひとつとしているかきを、松島はいままた提供しています。

令和元年10月追記

令和元年10月現在での営業状況をこちらに掲載しています。

【2019-20 牡蠣のシーズン】(1)古浦かき組合