【閉業】松島で釣り(3)室内釣り堀 釣物語in松島

釣物語in松島は、令和5年(2023年)11月30日(木)で閉業しました。

松島の釣り事情の情報を求めて、パレス松洲のウェブサイトにお越しになる方がときおりいらっしゃいます。
情報を提供するために以前、こちらでは釣具屋さんと釣り船に取材して、記事を掲載しました。

松島で釣り(1)釣りっこやタカハシ

松島で釣り(2)フィッシングシンドローム

今回お伺いしたのは、松島の観光エリアで新しくオープンした釣り堀「釣物語in松島」です。
釣りは奥深い趣味ですが、だからこそ初心者はハードルの高さを感じることもあります。こちらははじめての方でも、最初から楽しく遊べる施設です。


五大堂の近く、うみねこやさんがあるロータリーから、国道45号線を渡った向かい側。
釣物語in松島がオープンしたのは、松島観光物産館さんの駐車場のとなり、陸奥物産店さんの2階になります(移転前の松島レトロ館さんがあった場所です)。

「建物の2階に釣り堀?」
不思議です。さっそく入場させてもらいましょう。

釣物語in松島 外観

釣物語in松島 場内

広い2階のまんなかに、丸い大きな釣り堀が据えられています。窓の向こうには松島の絶景。

こちらの釣り堀は淡水なので、磯のにおいはしません。また水溜りや池などの滞留する水につきものの、独特のにおいもありません。
代表の高橋敦さんによると、微生物のはたらきを活用して、良好な水質を保っているとのこと。この水は魚の健康維持にも重要な、高橋さんいわく「宝物」とのことです。

まずは受付で、遊び方について説明を受けます。

今回の取材にはパレス松洲のいちばん若いスタッフ、Sくんに協力してもらいました。
自宅近くでの釣りの経験があるそうで、松島らしくハゼなんかを釣っていたそうです。

淡水なので、こちらで釣れる魚はコイ・ウグイ・ヘラブナなどの淡水魚。レアですが金魚もまざっていて、釣れたひとは賞品がもらえます。

スタッフによる遊び方の説明

釣り道具

釣り竿とエサを受け取って、釣り開始です。

右手に持っているのはうどんや小麦粉・マッシュポテトなどを原材料にした練り餌で、お菓子のようなほのかな香りがつけられています。
観光の途中で立ち寄っても、手にエサの生臭さが残るようなことはありません。

竿は持ち手が刀の柄になっています。こちらの釣り堀専用のオリジナルです。

はじめての方にはスタッフさんがついて、ていねいに遊び方を教えてくれます。
全体に、釣りの経験がない方でも楽しめるように、という姿勢が徹底されています。

釣りは深遠な趣味ですが、それだけに初心者の方にはとっつきにくい側面があります。
そういった部分を徹底してとりのぞいて、誰にでも楽しめるようにする。代表の高橋さんの狙いであり、こちらの方針でもあります。

 

レクチャー

コイが釣れました

「すごく釣れる」のがこちらのセールスポイント。
ただこの日は事情があって水中の魚たちが落ち着かず、めったにない難しいコンディションだったようです。

Sくんもすこし苦戦していましたが、それでも30分で3匹ほどの釣果をあげました。写真はコイを釣り上げた瞬間です。
釣り針のあわせ方には、やはり工夫が必要だとのことでした。


こちらで釣り上げたお魚は、お持ち帰りいただけません。
釣った後でリリースする魚の負担を軽減するため、返しのない釣り針が使われています。

こちらは本店が仙台市若林区にあるのですが、観光の途中でも立ち寄りやすくするために、本店にはない30分のコースが設定されています。
遊覧船を待つあいだにでも、お立ち寄りいただくのはいかがでしょうか。

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釣物語in松島 エキテンページ

電話 022-352-4083

パレス松洲からの地図

窓からは、松島のすてきなながめ!

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