この企画展は終了しました。
海辺は、多くの文明・文化の起点です。松島・天橋立・宮島の日本三景すべてが、海沿いにあります。
松島は2013年11月7日、日本で初めて世界で最も美しい湾クラブに加盟しました。
2020年11月19日(木)まで、観瀾亭となりの松島博物館で「世界で最も美しい湾クラブ パネル展」が開催されています。
世界で最も美しい湾クラブは、その地域の自然や生態系の保全のみではなく、そこに暮らすひとびとの営みとの調和もその理念に含んでいます。
豊かな海の恵みを与えてくれる松島湾は、まさにふさわしいといえるでしょう。
加盟には世界遺産に準ずる地域であることが求められますが、36か所しか選ばれていない日本の特別名勝であることなどが総合的に評価され、 加盟できたと松島町産業観光課の身崎さんが教えてくれました。
松島湾で群生し、海水や海底を浄化して、多くの生命をはぐくんできたアマモは、東日本大震災によってほぼ壊滅しました。会場では環境保全活動のひとつとして、アマモの再生に取り組む方々のすがたを紹介する映像が放映されています。
2019年10月に、世界で最も美しい湾クラブの第15回総会が、富山で開催されました。
このことにちなんで、会場では富山湾の工芸品も展示されています。
このパネル展は今回の展示をスタートとして、日本国内の加盟各地域で順次開催されます。
松島博物館は観瀾亭をご覧いただく際に、追加の観覧料なしで入場いただけます。
観瀾亭は、伊達藩の「月見御殿」です。ここから見る松島の眺望は、歴代の伊達藩主が愛でたものと同じ風景です。
写真は、取材日に観瀾亭の軒先で撮影した五大堂と福浦島です。
世界にほこるすてきな「わん」なんだよ。