【2025年3月】五大堂「透かし橋」の工事完了

五大堂

松島のシンボル・五大堂。現在の建物は、慶長9年(1604年)に伊達政宗公により建立されました。
東北地方に現存する最古の桃山建築として知られていて、昭和25年(1950年)には国の重要文化財に指定されています。

五大明王像(円仁の手になるものと伝わっています)を祀るこのお堂は瑞巌寺の管理下にありますが、どなたでも無料で拝観することができます。松島の海に浮かぶ小島に立てられているため、橋を渡って拝観します。
2023年5月より、老朽化したこの橋を改修するための工事がスタートました。一時は拝観できない状態となっていましたが、2025年3月14日(金)、工事が完了しました。


松島海岸中央広場より見た五大堂

この写真は、松島海岸中央広場から見た五大堂です。
松の枝のあいまから、向かって右側の五大堂に向かって赤い橋が伸びているのが見えるかと思います。

陸地から3つの小島が連なっていて、いちばん海側の小島に五大堂が建てられています。
それぞれの小島のあいだにひとつづつ橋が渡されていますので、拝観するには合計3つの橋を渡ることになります。

陸地からひとつめの小島には物産店が、2つ目の小島には八幡さまのお社があります。
この写真は2つ目の小島から五大堂を撮影したもの。赤い橋が渡されています。

橋床にすき間が設けられているのがおわかりでしょうか。これが「透かし橋」の呼び名のゆえんです。
橋を渡っている途中で、このすき間から海面を覗くことができます。

五大堂に伸びる透かし橋

透かし橋

松島町のウェブサイトには「昔は松の丸太だけの橋でとても不便であったために、板を使用して作られた」との説明があります。
いまでもすき間が空いたままなのは、聖域である五大堂を詣でるにあたって、足取りに留意しながら気を引き締めて渡るように、という意図だとか。

橋のたもとからたもとへ2枚の板が渡されているので、途中で海に落ちることはありません。
ただし、くれぐれも落としものにはご注意を。

松島湾を望む小島のうえに建てられたお堂ですので、五大堂は絶好の眺望スポットでもあります。
今回取材しているあいだにも、日本三景をバックに記念撮影をする観光客の方々のすがたが絶えませんでした。

先にも書いたとおり、こちらは無償で拝観できます。
松島観光の折には、ぜひお忘れなくお立ち寄りください。

五大堂から見た松島

なお、パレス松洲にお泊りのお客さまは、近隣までお送りいたします。
お迎えにも上がりますので、ぜひお気軽にお申し付けください。

五大堂(瑞巌寺ウェブサイト)

五大堂・透橋(松島町ウェブサイト)

パレス松洲からの地図

拝観料はいらないの。
ぜひ立ち寄って!

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