カフェ le Roman ロマン

私たちパレス松洲がお客さまに胸を張れるのは、なによりもロビーやリビング、すべての客室からご覧いただける松島の眺望です。海辺の宿として、お客さまに提供できる眺めはどちらにも負けません。

ただ、松島四大観をはじめとして、小高い場所から俯瞰でご覧いただく松島の景観には、また異なったおもむきがあります。今回お伺いしたのはそのような眺望ポイントのひとつ、西行戻しの松公園にあるカフェ le Roman（ロマン）さんです。

西行戻しの松公園へ行くには、松島海岸駅の南脇から北西に伸びる県道144号線を登っていくことになります。少々きつい坂道ですが、途中では掲載した写真のような眺めをご覧いただくことができます。
今をさかのぼること1,200年以上前、坂上田村麻呂が絶賛したとも言われる眺めです。

とはいえ、20分ちょっとの間坂道を登るのはちょっとつらいですよね。パレス松洲をご利用のお客さまは、お申し付けいただければ送迎いたします。

西行戻しの松公園は、松島の桜の名所として知られています。一面に広がる桜の花と松の緑、海の青が織り成す光景を見るために、宮城で桜の咲く4月中旬前後には毎年多くのひとが訪れます。

取材日は5月も下旬でしたので、みちのくといえどももう桜は咲いていません。とはいえ、このような絶景を見ることができました。
le Romanのすぐ脇から見える福浦島と、福浦橋です。

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

こちらの建物が、カフェ le Romanになります。海岸沿いのお菓子屋さん、松華堂菓子店さんが運営しています。

実はこちら、2007年の6月から東日本大震災までは「カフェ ロワン」として営業していました。観光客の方々にも地元のひとたちにも愛されたカフェでしたが、建物の被災によって閉鎖となり、惜しむ声があがっていました。

カフェ・ロワンがle Romanとして、損傷した建物を新たにして再スタートを切ったのが、2015年10月です。

観光スポットに立地する、開放的でスタイリッシュな内装のカフェですが、観光客の方々に限らず、普段使いのカフェとして地元のひとたちにひきつづき愛されています。

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

それもそのはず、こちらで出されているタルトやケーキはすべて自家製。パンもすべて店内で焼かれたものを、オリジナルブレンドのコーヒーとともに提供しています。

松島湾に面したガラス越しの眺め。
松島町の地元に住むひとが、遠方から来訪した友人などの大事なひとを連れてくることも多い、とのお話でした。

中庭からの眺望です。
晴れた日にはこんな松島を見ることができますが、もっと柔らかい日差しの日や雨の日は、それぞれにまた違った表情を見せてくれます。

（お話を伺ったle Romanのスタッフの方によると、雪の日の眺めは絶品、だそうですよ）

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

おすすめメニュー（お店より）

いちじくのパフェ（700円）

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

いちじくのパフェ（700円）。

ロマンのパイナップルタルト（550円）。

ロマンのパイナップルタルト（550円）

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

クロックマダム（870円）

Photo by courtesy of le Roman. All rights reserved.

クロックマダム（870円）。

国産小麦100%の自家製パンドミを使用。表面がカリっと中はもっちり、ハム、ベシャメルソースを挟んだホットサンド。