パレス松洲に電車でお越しの場合、最寄りの駅は東北本線の松島駅になります。
観光エリアの中心部に近い仙石線の松島海岸駅と比べると、こちらの松島駅周辺はそれほどにぎやかではありません。
そんな松島駅のすぐそばに新しくオープンしたラーメン屋さんに、今回はお邪魔しました。
取材日の松島駅の様子です。
ロータリーの向こうにお客さまを待つタクシーが写っていますが、宿泊施設などの送迎バス・送迎車も駅前を行き交っています。
先にも書きましたが、こちらはJRで松島にいらっしゃった場合の、パレス松洲の最寄り駅です。
パレス松洲にお越しの方は、駅よりお電話で番号022-354-2106宛ご連絡ください。お迎えにあがります。
駅の改札を出たところから向かって右側、方角としては南側すぐの場所に、今回お伺いした「和らーめん なかお」があります。
今年・令和元年の10月にオープンしたばかりの、まだ新しいお店です。
すっきりとしたエクステリアのお店の前に掲げられた、あざやかな赤い店頭幕が目を引きます。幕に記された店名のわきには、「MATSUSHIMA RAMEN」の表記が添えられています。
こちらのお店は下記地図の住所に移転し、令和3年5月14日(金)より営業再開となりました。
店内の様子です。
真新しい調度品が並んだ店内は、外観同様シンプルでモダンなしつらえですが、はしばしに和の意匠がほどこされています。
こちらのお店では、ちょっとユニークなシステムが採用されています。
ベースとなるラーメンを2種類・3サイズから指定します。さらに、ラーメンに載せる具材は好みのものを自分で選べるんです。
次の写真は、トッピングできる具材が並んでいるコーナーです。
トッピングは日替わりで、この日は自家製メンマやチャーシューといったポピュラーなものから、海老天・鶏天といったちょっと珍しいものもありました。お値段は載っているお皿の色で確認できます。
お好みで選んでほしい、と店主の樫崎勇佑さん。
ラーメンのサイズは小(400円)・中(500円)・大(600円)。うれしいお手軽プライスです。
「鰹と鯖出汁の醤油そば」の小サイズに海老天と煮卵をトッピングすると、こんな感じになります。
中太の縮れ麺は特注。石巻産の鰹節と鯖節からとった出汁をベースにしたスープは、店名のとおり「和」の趣きですが、優しいながらもしっかりとしたうまみは、食べごたえのある麺に負けません。
こちらのお店、じつは対岸の高城地区で古くから営業する割烹のお店が母体です。樫崎さんいわく、出汁を引くのはお手の物、とのことでした。
ラーメンのほかには、あわせて頼めるミニ丼も4種類、用意されています。
牡蠣丼・穴子丼といった、松島名物が味わえるどんぶりもお選びいただけます。
トッピングの棚の奥には、ライスのコーナーがあります。こちらで好みの量のごはんを盛って、ミニ丼の具を載せてもらうシステムです。
カレーのお鍋も用意されているので、ラーメンとカレーのセットもつくれます。
この日はいただかなかったのですが、こちらがもう1種類のラーメン「昆布と鯛出汁の塩そば」です。
日高昆布と塩竈魚市場の鯛のあらでとったスープは醤油そばよりもあっさりしていて、女性にはこちらのほうが好まれるかも、との見解は樫崎さん。
松島に来たら、ふらっと立ち寄りたくなるようなお店にしたい、と樫崎さんはおっしゃっていました。
リーズナブルで、電車待ちの間などでも気軽にお寄りいただけるお店かと思います。
こばらがすいたときにぴったり。
がっつりも食べられるよ!