今回お伺いしたのは、昨年(2016年)松島で新しくオープンしたパン屋さんです。
取材日は2017年の11月上旬。秋も深まり、松島紅葉ライトアップも開催中ですが、この日はよく晴れた温かい日でした。
画像はパレス松洲の敷地入口に植わっているカエデです。色づいて、松の緑とのコントラストが映えています。
パレス松洲からの道中、ちょっと新富山展望台に立ち寄ってみました。
短い坂道ですが、展望台に登ると、秋の服装ではちょっと汗ばむくらいの陽気です。
展望台より見やると、瑞巌寺・円通院周辺の木々が錦のように染まっています。海に浮かんで見える雄島にも、赤く染まった樹が生えているのがわかります。
そのまま展望台のふもとの道を南西に向かって道なりに歩いていくと、左手に蔵のような構えのすっきりと白い、真新しい建物が見えてきます。
もう少し行けば、瑞巌寺に至るあたり。
こちらが、ぱんや あいざわさんです。2016年の4月に開店した、松島でも新しいお店です。
お伺いしたのはお昼前でした。写真には写っていませんが、ご近所にお住まいとおぼしき方々や、観光客と思われるいでたちの方々が、何人も立ち寄っています。
(お忙しそうです。取材をお願いした時間を、ちょっと間違えたかも知れません)
お店に入れていただいて、店主の相澤隆志さんにお話をお伺いします。
外観の写真をもう一枚。
光の加減でちょっと見えづらいですが、入り口脇の壁に「ぱんや あいざわ」のレリーフが掲げられ、暖簾にもおなじ文字がしるされています。
お店に入ると手前がコンパクトな売り場、その奥が工房になっています。
次の写真はレジ側から売り場を撮影させていただいたものです。パンがたくさん並んでいますが、もうバゲットは売り切れてしまっているようですね。
棚の周りには、原材料の説明やパン・ド・カンパーニュのおいしい食べ方を解説するディスプレイが立てられています。
パンには国産小麦のみを使用、というのが相澤さんのこだわりです。探求の結果、現在はパンの種類に合わせて北海道産の数種の粉をお使いとのこと。
牛乳、あんぱんに使うあずきなど、材料はすべて、おいしいパンのために相澤さん自ら選んだものが使用されています。
数種のパン・ド・カンパーニュに、クロワッサンやメロンパン。おいしそうです。
自家製の天然酵母による発酵も、こだわりのひとつ。イメージ優先で「天然」を掲げているようなお店とは違って、味わいのためのこだわりです。
天然酵母によってパン生地を時間をかけてじっくりと発酵させることで、小麦の粉の味わいを引き出し、しっかりした独特の食感を生み出すことができる、とのこと。
お食事向けのパンが並んでいます。見ていると、だんだんおなかがすいてきます。
こちらには、ぱんや あいざわさんのパンのみ持ち込みOK、というルールがあるんです。オーナー・マスターの桜井さんが、お皿とお手拭きを出してくれました。
フルシティのレギュラー・ブレンド・コーヒー(400円)をお願いして、パンをいただきます。クロワッサンは外側はさくさくですが、中のほうはしっとりしていて、バターの風味が芳醇です。フォカッチャは軽やかな、やさしい味わいでした。
パンとコーヒーをいただいてカフェ・アルバートを出ると、ぱんや あいざわさんの店舗の脇に置かれたベンチで、外国人らしいカップルがなかよくパンを食べているのを見かけました。観光客の方でしょうか。
ちょっとつまめる軽いパンからおなかを満たせるボリュームのあるパン、スイーツのような甘いパン(この日はスコーンがありました)まで、コンパクトな売り場ながらバリエーションは豊かです。松島観光の合い間に、気軽にご利用いただけるのではないでしょうか。
ただし、売り切れにはご注意を。
ご連絡先
Go To トラベル 地域共通クーポン(紙クーポン)がご利用いただけます。
パン・ド・カンパーニュはどっしりしてて、濃厚な味わいだよ。
やちよは、やっぱりあんパン!