げんぞう

南三陸のおいしい海産物を、気軽にさっと楽しむ。
そんなお店が、松島の観光エリアにもずいぶん増えました。

今回お伺いしたのは、そうしたスタイルのはしりのひとつ、ともいえるお店です。


五大堂

パレス松洲から方角としては南西、松島中央広場に向かって徒歩で10分と少々。
松島の象徴・五大堂が、海に浮かぶ小島のうえに佇んでいます。

伝承では約1,200年前、坂上田村麻呂が建立した毘沙門堂が起源とされています。
現在の建物は約400年前に、伊達政宗公が再建したもの。安置されている秘仏の五大明王が名前の由来です。

五大堂はすぐそばまで、橋を渡って行くことができます。

橋は桁のあいだに隙間があって、海面が見える「透かし橋」になっています。
橋の脇には但し書きが掲げられていて、拝観者が気を引き締めて五大堂に参詣するように、このような構造の橋になっていることが記されています。

この五大堂からほど近い場所に、今回お伺いしたお店があります。

五大堂の透かし橋

げんぞう

五大堂へ渡る橋のたもとの、すぐわきにあるのが「げんぞう」さんです。
牡蠣をはじめとして、松島の名物をテイクアウトで気軽にお召し上がりいただけるお店です。

こちらを経営しているのは、修学旅行の集合写真や各ホテルの団体のお客さまの記念写真の撮影を担う写真館。パレス松洲でも、お世話になっています。

店名は写真の「現像」にちなみます。

被写体の方々のスマイルを撮影するのが、写真屋さんのお仕事です。
松島を訪れる方たちを、食べものでも笑顔にしたい、と2008年にこちらを開店されました。

こちらの写真館には、カフェ JIROのマスター・手代木政広さんがお勤めでした。オープン当時、手代木さんはまだ在籍されていたとのことです。

カフェ JIRO

げんぞう

かきチゲ(550円)

かきチゲ(550円)

こちらでは毎年、新しいメニューを開発します。人気メニューはそのままレギュラーに。
そんなメニューのひとつ、かきチゲ(550円)を、お店の前のイートインエリアでいただきました。

見た目は真っ赤ですが、辛さはそれほどきつくありません。むしろ、濃厚な牡蠣の味わいを感じます。
季節を問わず人気の一品、とのことでした。

気軽に試してみたくなるようなワンコイン前後のお品書きが、こちらにはそろっています。

メニュー

かき殻焼き(250円)

松島といえば牡蠣。楽しみにして松島へお越しになる方も多い名物です。
ただ、松島の牡蠣のシーズンは秋から春先です。

牡蠣が食べたい、という観光客のみなさまに応えるために、こちらでは松島の牡蠣のオフ・シーズンには、宮城県内の別の産地のものを提供されています。

かき殻焼き(250円)

かき殻焼き(250円)

Photo by courtesy of 松島観光写真. All rights reserved.

冷酒利き酒セット(700円)

冷酒利き酒セット(700円)

Photo by courtesy of 松島観光写真. All rights reserved.

冷酒利き酒セット(700円)

海鮮には、お酒を合わせたくなるもの。
ビールや日本酒など、こちらではアルコールも扱っています。

こちらは日本酒の飲み比べセット。宮城県内に数ある酒蔵から3銘柄がセレクトされています。
好みの銘柄が見つかれば、もっきりや熱燗でも追加注文していただけますよ。


松島でも漁業を営んでいるエリアには、以前取材した杉原功商店のように、もっとさまざまな海の幸を楽しめるお店もあります。

杉原功商店

こちらのお店の魅力は、観光のあいまにさっと立ち寄れて、ちょっと味わってから次の目的地へ、という使い方ができるところかと思います。
松島には、みどころがたくさん。笑顔を補給して、次のスポットへどうぞ。

リンク

げんぞう 公式サイト

パレス松洲からの地図

姉妹店 サマサマの記事はこちら。

サマサマ(Sama Sama)

おいしいからってたべすぎはだめ。
パレス松洲のばんごはんが入らなくなっちゃうよ!

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