観るひとの心に深い印象を残す松島の眺望は、自然がつくりだしたものです。
古来、天然の絶景に感銘を受けた多くのひとびとが、この土地の歴史を刻み、文化をはぐくんで来ました。
自然をいつくしむ心の奥底には、どこかアジア的な価値観が潜んでいるようにも思います。
今回訪問したお店からは、そんなつながりを感じ取っていただけるかもしれません。
店構えにはところどころにエキゾチックな、インドネシア・バリ島風の意匠がほどこされています。
こちらは取材時で松島唯一の、アジア料理を中心に提供する飲食店です。
じつはサマサマは、げんぞうの姉妹店です。
年に一度はバリ島に行かれるという、げんぞうの店長の庄司美智代さんが、こちらのお店の店長も兼任しています。
げんぞう同様、こちらもテイクアウトのお店です。
フードやドリンクを提供する建物の前には、食事のできるエリアが広がっています。岩壁の洞窟を利用した席もありました。
日本的でもあり、同時に暖かいアジアの国々につながる雰囲気も持つ、独特の空間です。
日本と同じく自然災害が多い、インドネシアなどのアジアの国々と、海を通じてエネルギーを共有したい。そんなふうに、庄司さんはおっしゃいます。
こちらのフードは現地のものそのままではなく、独自のアレンジがほどこされたものです。
お店はバリ島風ですが、メニューはインドネシアのものに限定されません。
鶏つくねのフォー(700円)をいただきました。ベトナムの米粉麺を、インドネシアの肉団子スープ「バッソ」にあわせたものです。
一般的なフォーより濃厚な味わい。お店特製のサンバルやトラシ(インドネシアの調味料)を加えると、また違った風味を楽しめます。
メニュー
バリ風味とりつくね(1本 300円)
サンバルはインドネシア料理の基本となる、辛い調味料です。バリ島では各家庭で手づくりします。
こちらのお店でも、サンバルは自家製です。
こちらはそのサンバルを練りこんで焼いた、オリジナルの鶏つくねです。
チャイ(ホット450円・アイス500円)
シナモンをはじめ、独自にブレンドした数種類のスパイスを使用したミルクティーです。
本場インドのチャイ同様に甘いのですが、よりすっきりとした味わいに仕上げられています。
気温の高い季節に、お店の前にのんびりと座っていると、岩肌や木々のつくりだすこのうえなく日本的なはずの周囲の眺めに、どこか南アジアの国々に通じる潤いを感じます。
きっと、海でつながっているから、なのでしょう。
リンク
サマサマは基本的に週末だけの営業です。営業予定は、Facebookページの情報をご確認ください。
姉妹店 げんぞうの記事はこちら。
アジアンなお店が、松島のまちにとけ込んでるよ。
ちょっと不思議だけど、おいしい!







