松島の町花、石斛(セッコク)。例年、5月下旬から6月初旬にかけて花を咲かせます。
2019年、令和最初の年となる今年は、まだ5月の末なのにすでに盛夏の気温に達しています。早めの開花を見込みながら、様子を見に行ってみました。
観瀾亭(かんらんてい)
伊達家の花見御殿、観瀾亭。こちらでは、歴代仙台藩主が楽しんだものと同じ松島の眺望を楽しみながら、お茶とお菓子を楽しめます。
縁側正面を向いて右側、方角でいえば建物の南西にあたる場所に生えている松の木の枝の上に、薄いピンクに色づいた花を咲かせていました。
円通院にある株よりも、心なしかピンク色が若干濃いようにも見えます。
円通院
昨年も取材させていただいた、円通院のセッコク。2019年も、可憐に咲いていました。
(ちなみに、取材が午後になるとどうしても逆光になってしまいます。お見苦しい写真で、申し訳ありません)
セッコクは、山門をくぐって石庭を抜け、小堀遠州の庭の手前あたりの木の枝の上に着生しています。
今年も、そのたおやかな姿を見ることができました。
また今年、2019年3月より新しい培養施設が稼働を開始し、セッコクを絶滅から救うための新しい試みが始まりました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
いまの季節しか見られない、松島を象徴する花です。ちかぢか松島へお越しの方は、ぜひ目にしてお帰りください。
みに来て!
がんばって今年も咲いたんだから。