前回の取材先は観光のメインエリアからちょっと離れた場所でしたが、今回は松島中央広場近辺に戻ってきました。
とはいえ今回ご紹介するのは、一般的な「松島観光」のイメージからはちょっと外れた、ユニークなスポットです。

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取材日は12月の上旬。
松島はうすぐもりのお天気でしたが、この季節としてはそれほど寒さも厳しくない日でした。
雲を透かして降り注ぐおだやかな光の下に、五大堂が佇んでいます。
こんなお天気の日には、水面が柔らかく島のシルエットを映し出す眺めを見ることができます。
目を山側に転じると、通りに沿っておみやげ屋さんやレストランが立ち並んでいます。
以前にこの「松島まち歩き」でも取材した松華堂菓子店やSHOBIAN CAFE、レンタル着物 梅らぶなんかがある、瑞巌寺の門前から東西に広がった一帯です。
五大堂そばの横断歩道を渡ってすぐ左側。こちらのおみやげ屋さんの2階が、今回訪問した松島レトロ館になります。パレス松洲からは徒歩で15分弱。
松島レトロ館はいまから少しだけ時間をさかのぼった時代、昭和のころに日本の暮らしを彩ったさまざまなものを展示している博物館です。
1階の陸奥物産店さんの売り場をまっすぐ奥に進みます。奥にある階段が、松島レトロ館の入り口になります。
階段を登る前から、雰囲気の一端を味わっていただくことができるかと思います。
館長の梶山秀樹さんに、お話を伺いました。
こちらは民具コレクターの油谷満夫氏が運営していた秋田県湯沢市の秋乃宮博物館の別館として平成15年3月に開館し、のちに現在の名称に改称しました(母体となった秋乃宮博物館は閉館し、収蔵物は現在秋田市の油谷これくしょんにて公開されています)。
入場料を支払うカウンターのすぐ脇には、昭和の頃の小学生を取り囲んでいたさまざまなものが展示されています。
松島レトロ館の展示品は、油谷氏の数十万点に及ぶといわれるコレクションから、梶山館長がご自身で選んだものです。見て、触れて楽しめることにポイントを置いて、昭和でも比較的新しい時代のものを中心に選ばれています。
学校コーナーの奥には、だがしやさんコーナーがあります。だがしや こどもきちさんほどの品ぞろえでは(当然)ありませんが、並べられている駄菓子には購入できるものもあります。
セレクトが新しめなのは、年齢層が高めの方に懐かしんでもらうだけではなく、若年層のお客さまにも楽しんでもらえるように、との思いから。
ところがいざ開館してみると、10代から30代の方の来館が実はいちばん多い、とのことでした。
レコードコーナー。こちらにあるレコードやソノシートは、展示されているプレイヤーや蓄音機で聴かせてもらうことができます。
通りに面した一角には、体験コーナーが設置されています。
竹とんぼにあやとり、けん玉にお手玉。並べられた懐かしいおもちゃは、どれもみんな実際に触れて、その場で遊ぶことができます。
おとうさん・おかあさんに連れられて入館したこどもたちが、夢中になって遊んでいる光景もよく見られるそうです。
それほど広いわけではないのですが、ぎっしりと詰まった収集物を前に、館内で2、3時間を過ごしていく方もいらっしゃるとのお話でした。
入館料はおとな400円、中学・高校生300円、小学生200円。遊覧船の出航を待つ間など、ぽっかり空いた観光の合い間にお立ち寄りいただくのもいいかと思います。
梶山館長によると、リピーターとなられる方も少なくないとのことでした。お気に召した方は、どうぞ再訪・三訪を。
ご連絡先
年配のかたにはなつかしくて、若いひとには新鮮!








